2006年09月08日
PRIDE無差別級GPファイナル直前 シウバのインタビュー
恐らくUFC62の開催以前に行われたと思われる バンダレイ・シウバへのインタビュー記事。
原文はこちら。(若干 長いのでリンク先を参照)
Interview: Wanderlei Silva - MMA Ring Report
<珍訳>
PRIDE無差別級GP準決勝で、シュートボクセのバンダレイ・シウバは新しいベルトを欲しています。ミドル級GPのベルトとミドル級王者のベルトを獲得した後、(ミドル級GPのベルトは、今やチームメイトのマウリシオ・ショーグンが手にしていますが)シウバはこの1年で最も価値のあるベルト −無差別級のベルト− に近づいています。 ベルトを手に入れるためには、シウバは2002年にPRIDEのルールが変更される以前に対戦して引き分けたクロアチアの旧友を破り、更にノゲイラ−ジョシュ戦の勝者と対戦しなければなりません。バンダレイはPRIDEのファンがブラジル人同士の決勝を望んでいると信じています。それがなぜなのかをこの後、彼が説明します。
MMA Ring Report - ケガの具合はいかがですか? 発表されたPRIDE無差別級GPでの対戦カードについてはどうですか?
Silva - ケガについては、完全に回復しました。前回は軟骨の骨折がありましたが、今の気持ちはとても爽やかです。対戦カードについては、良い選択だったと思います。 私はずっとミルコと試合をしたかったのです。前回は、彼は特別なルールを要求しましたが、私の個人的な意見としては、その試合で勝っていたのは自分だと思っています。今回の試合はかなりの衝撃的な戦いになるでしょう。そして、自分が決勝戦へ進出することを確信しています。私が勝つと深く確信しています。
MMA Ring Report - 2002年にPRIDE20でミルコと対戦してから4年経っていますが、彼の試合について、どう思いますか?
Silva - 間違いなくミルコは当時と違う選手になっています。それは自分も同じですが。彼は対戦相手をダウンさせる方法を知っています。そして、彼はブラジル人グラップラーからいくつかの技を学びました。彼は以前よりはるかに危険です。そして、それが私が素晴らしい試合になると考える理由なのです。
MMA Ring Report - 格闘技ファンはノゲイラとあなたが準決勝で対戦することを望んでいました。なぜなら、両者が(決勝を前に)休むことができ、ケガをする可能性が低いからです。決勝で対戦するのなら、あなたはどう思いますか?
Silva - ノゲイラとの試合は準決勝での方が良かったと思います。彼はタフな選手であり、私は最初の試合が、誰がベルトを獲得するかについての差を示すものになることを確信しています。準決勝でそれほど傷つかずに勝った選手がアドバンテージを持つのです。私は、ノゲイラがジョッシュ・バーネットには負けないと思っています。我々が対戦する場合には、何が起ころうともファンは美しい試合を予想するかもしれません。
MMA Ring Report - ノゲイラが勝つと信じているわけですね。彼に何かアドバイスを。
Silva - 正直に言って、バーネットの試合のビデオを全部見たわけではないのです。しかし、ノゲイラにアドバイスするとすれば、必殺の三角締め(スピニング・チョークのことか?)を使えということでしょうか。あれはすごい技です。格闘技界は自分とノゲイラの試合によって大きく前進します。ブラジルはもちろん、世界の総合格闘技への大きなプロモーションになると思います。
MMA Ring Report - このタイトルを手に入れるのは誰でしょう?
Silva - PRIDEがこの大会に4人の最強の選手を集めたということは間違いありません。そして、ベルトを獲得してリングを離れる選手が良い結果を成し遂げるのです。私がリングにいる時に、神が注目してくれることを願っています。
MMA Ring Report - シュートボクセで行っているトレーニングはいかがですか? GPに向けて何か特別なトレーニングでも?
Silva - あらゆることをトレーニングしなければなりません。自分がストライカーと試合し、寝技のスペシャリストとも試合をすることは大きなチャンスがあります。私の有利な部分は両者と比べて自分が軽量で素早いことだけだからです。私は自分より背が高く重量のある選手と試合をするのが好きです。奴らのアゴを打った時、彼らが崩れ落ちる高さががもっと高くなるからです。これは、まさしくショーだね。
MMA Ring Report - チャック・リデルにUFCで挑戦状を突きつけた時に、理解できない4文字言葉を使っていましたが、あれは何だったんですか?
Silva - 知らないなぁ(笑)。あれは間違いでした。私は英会話を勉強中で、バックステージではクルーを相手に「彼に挑戦する」と練習していました。何度も繰り返して練習しましたが、オクタゴンに足を踏み入れ、ブーイングしている観客を目にしてみると、すごいプレッシャーがありました。自分は対戦相手に挑戦するのが好きで、挑戦者です。しかし、私は4文字言葉を言って終わってしまったのです。全く意味がありませんでした。でも まぁ 良かったんじゃない?(笑)
UFCで試合をしたいと思っています。全ての試合が異なるものであり、それがオクタゴンで行われるか リングで行われるかは、問題ではないと個人的には考えています。今回の相違はリデルに対してヒジを使うことができるということです。コーナーにヤツを追い詰め、崩れ落ちたヤツが会場を後にするのです。ヤツの顔面を打ち抜いてやります。でも、まず彼がしなければならないのが、ヘナート・ババルを破ることですが、ヤツにそんなことができるとは思えないのです。
9/6付けの記事ですが、UFC62では 1R 1分35秒でババルがリデルに破れているため、それ以前に行われたものと思われます。
kamipro 101号 11ページで「ブッカーK」こと川崎氏が述べているようにUFC61でオクタゴンに上がり、思わず「F*ck' Chuck!!」と叫んでしまったシウバ。
本インタビューでの自分自身による解説というより言い訳がかわいいじゃありませんか。
バックステージでブツブツと英語を練習する強面のシウバを想像してみなさいw。
さて、9/10の無差別級GPファイナルラウンドは、いよいよ目前。
シウバはノゲイラとのブラジル人同士による決勝を信じて疑わないようです。
無差別級GPファイナル関連記事を見てみると
・シウバ来日「ノゲイラと決勝を」【スポニチ】
・シウバ宣言!ミルコと完全決着だ【デイリー】
・ジョシュが仰天予告「ノゲイラよ、ノーザンライトボムを受けてみよ!【スポーツナビ】
・ノゲイラがレスリング技習得し王座奪回へ【ニッカン】
今のところ沈黙を守るミルコを除く3人が王座への野心を燃やしている記事ばかり。
誰が王者になっても異論が出ることはない準決勝進出者の顔ぶれ。
勝って欲しい選手はいるものの、実際に誰が勝ち残るのかは予想がつきません。
当日はさいたまスーパーアリーナで最強の男が決定する瞬間を目撃しに行きます!
もちろん、観戦はビールを飲みながら!!
いつも通りですが、会場からの速報は行いません。
(帰宅後の遅報はすると思いますが)
悪しからず。
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